レッスン(イタリア・サレルノ編)

サレルノ

イタリアでヴァカンスを兼ねた音楽講習会でレッスンを受けました。

場所はイタリア南部ナポリのさらに南のサレルノ・カスッテラバーテという街です。
美しい海岸と山、近くには2000年前のローマ時代の遺跡もあります。

イタリア国内からヴァカンスに訪れる人が多いようで、海外旅行者はあまり見かけませんでした。

ホテルはパラダイスのようでした。
敷地内には、南国のような緑があふれ、窓からの景色はまるで楽園へと続く舞台のようです。
サレルノホテル

ホテルは白とオレンジを基調とした外観で、建材は大理石で、真夏でしたが、屋内はひんやりとしていました。
部屋もとても広く、自然な風が流れ込み適度な温度に保たれていました。

フランス人の女の子と相部屋になりました。
彼女は部屋に入ってくると、マリエという名前であること、以前日本に行ったことがあり、日本人の私と一緒の部屋になれてうれしいと挨拶してくれました。

レッスンは毎日ありました。
イタリア語が苦手な私のためか、イタリア人女性の生徒さんがレッスンの前後にいてくれました。
毎回、とても熱心に充実したレッスンをして頂きました。

レッスンの場所は、敷地内の緑に囲まれた離れで、窓を開け放して、風を感じながら歌いました。
サレルノホテル外観

音に包まれ、とても贅沢で幸福な時を過ごしました。
ホテルの別の場所からフルートやピアノ、ハープなどの音色がそこここから聴こえてきます。
木陰では作曲家の卵達が曲作りをしています。

講習会も後半になり、発表会が始まりました。
家族で参加し、体験レッスンをしていたお父さんや小さな子供もいました。
楽器を習うことや、演奏会に行くことなど、芸術に触れることが日常的なことであることが伺えました。

和やかな雰囲気ながら、演奏中、演奏者は貴重しながら、精一杯成果を披露します。
聴衆は演奏者に敬意を払い、尊敬の眼差しで見守ります。

サレルノでも果物をたくさん食べました。
滞在中、とても体調が良く、自然の中にいれば自分も健康でいられると、感動しました。

レッスンが早く終わった日、近くの遺跡に行くことにしました。
道中、歌の勉強で日本から来たことを、運転手に告げると歌ってほしいと言われたので、歌いながら遺跡に到着しました。

博物館を見学し、遺跡を歩き、当時の生活に思いを巡らせました。
家の跡やかまどやトイレの痕跡などがあり、往来での賑やかな物売りの声も聞こえてくるようでした。
憧れていたギリシャのパルテノン神殿のような建造物も見られました。
遺跡パエストゥム

帰りは西海岸の砂浜をサンダルを手に1km程歩いてホテルへ。
ちょうど、美しい夕日が水平線の上に輝いていました。

ゆったりとプールサイドで本を読む人、ビーチで楽しむ人、山に登る人、遺跡へ旅する人。

思い思いに過ごす人々の姿に、ヴァカンスを過ごすために普段の生活があるように見えました。

自然や悠久の歴史を常にそばに感じながら生活しているイタリア人の感覚は、日本人よりもゆったりと流れているように思いました。
サンタマリア夕日

この滞在中、マリエと一組のフランス人の家族と親しくなり、ホームステイをさせてくれるというので、パリへ行くことになりました。

次回は欧州一人旅編です。