歌の魔法

花桜

昨日は、月に1回カラオケ指導をさせて頂いている老人ホーム様へ。
夏のような青空と暑い日差しの中、光丘駅から歩いて向かいました。

歌の大好きな80代のご夫婦はホームでは若手なのだそうです。
ご主人はいつも場を盛り上げてくださり、助けて頂いています。

4月なので、最初に春の歌を皆さんとご一緒にと思いましたが、あまりの外気の高さに、皆さん気分は夏とのこと。
カラオケで夏は来ぬをセットしました。

歌を歌う時は、季節はもちろん、天気や気温、時間帯などにあった曲を歌いたくなりますね。
季節の変化が美しい日本には季節の歌もたくさんあります。

また、年配の方々とご一緒に歌を歌う時、いつまでも色鮮やかに、想い出が心に残っていることを教えて頂くことが度々あります。

花桜

ある時、滝廉太郎の「花」を歌うと、「子どもの頃の通学路に大きな桜の木があったことを思いだした」と涙ぐんでいらした方がいました。
その方の胸に満開の桜が咲いている様子が伝わってくるようでした。

またある時は、ご夫婦の思い出の曲という古い映画音楽を演奏させて頂いた時、お二人とも目にいっぱい涙をためていらっしゃいました。

その表情はまるで、出会った頃のご自分たち、それからまた連れ添ってこられる中であった数々の映像が次々と浮かび上がり、お二人の人生の映画を見ているかのようでした。

きっとどなたにでも、歌うといつでもその時に戻れる、あるいは、元気になれるような心の歌があるかと思います。

想い出の歌を一緒に歌い、演奏させて頂いた時、大切な時間を共有させて頂けたようで、とても嬉しく幸せな気持ちになります。

私もたくさんの歌に、支えられてきた一人です。

そんな魔法のように素敵な歌の力を借りて、皆さんにお元気になって頂けたらと願っています。